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    <title>TOCA*</title>
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    <updated>2011-09-12T09:32:18Z</updated>
    
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    <title>ぼんやりさんと平和な日本</title>
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    <published>2011-09-12T09:25:39Z</published>
    <updated>2011-09-12T09:32:18Z</updated>

    <summary>ダイエットは、2,5キロ痩せという事実を残したが、 結局顔周りのお肉は取れず、勝負には負けた結果に。 そしてカロリー不足か栄養不足か、多分寝不足で、 日々ぼんやり。 今日、行きつけのコンビニに歩いて行って、 レッドブル買って帰ろうとしたら、駐車場に僕の自転車があった。 あれれ？と思って記憶をたどると、 昨日の深夜、ふらふらしながらコンビニに自転車で行ったのだった。 いつものようにレッドブル買って立ち読みして、 ぼんやりしたまま歩いて帰ったのだろう。 鍵もオープンなままのチャリンコが、一日そのまま、という平和。 住んでいる団地の駐輪場から盗まれたのなんて嘘みたいだ。 前に拾ったお金を届けたのが効いた気もするし、 運を使い切った気も、ちょっとした。...</summary>
    <author>
        <name>甲斐博和</name>
        
    </author>
    
        <category term="Days" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
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        <![CDATA[<p>ダイエットは、2,5キロ痩せという事実を残したが、<br />
結局顔周りのお肉は取れず、勝負には負けた結果に。</p>

<p>そしてカロリー不足か栄養不足か、多分寝不足で、<br />
日々ぼんやり。</p>

<p>今日、行きつけのコンビニに歩いて行って、<br />
レッドブル買って帰ろうとしたら、駐車場に僕の自転車があった。<br />
あれれ？と思って記憶をたどると、<br />
昨日の深夜、ふらふらしながらコンビニに自転車で行ったのだった。<br />
いつものようにレッドブル買って立ち読みして、<br />
ぼんやりしたまま歩いて帰ったのだろう。</p>

<p>鍵もオープンなままのチャリンコが、一日そのまま、という平和。</p>

<p>住んでいる団地の駐輪場から盗まれたのなんて嘘みたいだ。</p>

<p>前に拾ったお金を届けたのが効いた気もするし、<br />
運を使い切った気も、ちょっとした。</p>]]>
        
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    <title>ボタンを掛け違えても、服は着れればそれでいい。</title>
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    <published>2011-09-08T08:42:46Z</published>
    <updated>2011-09-08T09:12:49Z</updated>

    <summary>どうにも諸々が掛け違っている。 ダイエットも少しずつではあるが、進んでいたのだが、 疲れやすさが尋常ではなくて効率が悪い。 ついさっき、コンビニで、 「ダイエットの間違った常識」的なテーマの雑誌をめくる。 「これは間違いです」に、もれなく当てはまった僕のダイエットは、 終盤を迎えて失敗と悟る。 抜き過ぎはダメだそうだ。 でも抜かないと減らないものも、あるに違いないけれど。 そして最近見つけた、ローカロリーのクリームパン。 「６７キロカロリー」と書いてあるのを見つけて、 喜び勇んで買って、帰り道、家につくのも我慢できずにむさぼり食った。 こってりしてて、しっかり甘い。 これで67なら、毎日三つ四つ買う！ と、うきうきしながら帰った。 そして翌日、さっそく買い占めに行ったのだが、 よくよく見たら...</summary>
    <author>
        <name>甲斐博和</name>
        
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    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.toca.jp/">
        <![CDATA[<p>どうにも諸々が掛け違っている。</p>

<p>ダイエットも少しずつではあるが、進んでいたのだが、<br />
疲れやすさが尋常ではなくて効率が悪い。<br />
ついさっき、コンビニで、<br />
「ダイエットの間違った常識」的なテーマの雑誌をめくる。<br />
「これは間違いです」に、もれなく当てはまった僕のダイエットは、<br />
終盤を迎えて失敗と悟る。<br />
抜き過ぎはダメだそうだ。<br />
でも抜かないと減らないものも、あるに違いないけれど。</p>

<p>そして最近見つけた、ローカロリーのクリームパン。<br />
「６７キロカロリー」と書いてあるのを見つけて、<br />
喜び勇んで買って、帰り道、家につくのも我慢できずにむさぼり食った。</p>

<p>こってりしてて、しっかり甘い。<br />
これで67なら、毎日三つ四つ買う！<br />
と、うきうきしながら帰った。<br />
そして翌日、さっそく買い占めに行ったのだが、<br />
よくよく見たら、「67キロカロリーカット」だった。<br />
実際は300キロカロリー程もあった。<br />
膝から崩れそうになる。<br />
そして最近の主食のおからクッキーも売り切れで、<br />
「何を食べればいいのだ私は」状態。</p>

<p>そんな中、白バイを認識しながら交差点の中で赤に変わって進んだら、<br />
信号無視とされ、久しぶりの減点＆罰金。<br />
このタイミングの罰金は痛すぎるので、ちょっと反論したら、<br />
タイヤの磨り減り具合まで指摘され、急いでいるしもうどうでもよくなった午後。<br />
そういえば前回も、パトカーを目の前にして違反した。<br />
 むしろ違反しないようにしよう、と思ったときに何故か違反している不思議。<br />
そして前回は、２年以上振りの違反だったので、優遇処置で０点。<br />
今回の事件で、ゴールド免許との別れが決まった。</p>

<p> ゴールドでもゴミ虫色でもなんでもいいから、<br />
罰金だけはどうにかして欲しいものだ。</p>

<p>そして輪をかけるように、<br />
僕が注文した映画の大事な小道具は今だ届かず、<br />
焦る心は胃痛に繋がり、<br />
それでもやらねばいけない仕事もあって、<br />
ところでバイトはほぼ受かったのがあるのだが、<br />
最終決定は一ヶ月後で「今、今なんだよ！」という叫びをぐっと押さえ、<br />
コンビニの蕎麦を買ってみたら激マズで<br />
ツユの袋はいつも開けにくくそして飛び散り、<br />
うさぎはついにベッドにオシッコをし、<br />
扇風機が１つ壊れ、<br />
 ハードディスクもイカレてしまい、<br />
書き出したらどんどん出てくることに驚き、</p>

<p>でも、それでも、<br />
今日の夕日は最近の中でダントツにきれいで、<br />
縦に走った飛行機雲がピカピカに光っていてタツノオトシゴのようで<br />
僕は生きていて、妻もうさぎも生きている。</p>

<p>それで十分じゃないか、と、思ったりもする。</p>

<p>辛い時ほど、<br />
周りの人達に支えられていることを、<br />
実感できるのも、また素敵だ。</p>]]>
        
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    <title>ザ・ダイエット</title>
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    <published>2011-09-04T13:27:40Z</published>
    <updated>2011-09-06T12:41:55Z</updated>

    <summary>マキタカズオミ監督の作品に出させてもらうことになり、 そして数日前の、クランクイン一週間前にお会いして、 さりげなく言われたのが、 「この役はヤツれてるイメージなんですよね。」 つまり、僕のふんわりほっぺただったり、ぽっこりお腹だったり、 可愛げがない言葉で言うところのデブさに、軽くNGが出る。 一週間で痩せられるかは微妙ですねーと言いつつも、 やるしかないと、始めたダイエット。 とりあえず一日600キロカロリーまでと誓いを立て、 主食はおからクッキー、飲み物はヴァームウォーター、 おやつは0カロリーゼリー。たまに野菜や豆乳。 そしてできるだけ運動 （といっても主にパソコンの前にしかいないので、クリック位しかしてない） という、完璧な布陣で迎えた三日目、 体重が800グラムしか減っていない恐...</summary>
    <author>
        <name>甲斐博和</name>
        
    </author>
    
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    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.toca.jp/">
        <![CDATA[<p>マキタカズオミ監督の作品に出させてもらうことになり、<br />
そして数日前の、クランクイン一週間前にお会いして、<br />
さりげなく言われたのが、<br />
「この役はヤツれてるイメージなんですよね。」</p>

<p>つまり、僕のふんわりほっぺただったり、ぽっこりお腹だったり、<br />
可愛げがない言葉で言うところのデブさに、軽くNGが出る。</p>

<p>一週間で痩せられるかは微妙ですねーと言いつつも、<br />
やるしかないと、始めたダイエット。</p>

<p>とりあえず一日600キロカロリーまでと誓いを立て、<br />
主食はおからクッキー、飲み物はヴァームウォーター、<br />
おやつは0カロリーゼリー。たまに野菜や豆乳。<br />
そしてできるだけ運動<br />
（といっても主にパソコンの前にしかいないので、クリック位しかしてない）<br />
という、完璧な布陣で迎えた三日目、<br />
体重が800グラムしか減っていない恐怖。</p>

<p>これって1リットル水飲んだらもとに戻るレベルじゃないか、<br />
と、焦りながらも、為す術は無し。<br />
とりあえず腕立て伏せをしてすぐに息を切らす。</p>

<p>まだダイエット三日目なのに、<br />
毎日のように通る焼肉屋の匂いに、<br />
鳥肌が立つほど欲望をくすぐられるし。</p>

<p>先日美味しいイベリコ豚をご馳走になったのが、<br />
文字通り夢のようだ。</p>

<p>カロリー節制をして初めて、<br />
今まで自分がいかにカロリーにむとんちゃくだったかを知る。<br />
菓子パンのカロリーの高さにも驚く。<br />
そして色んな食材のカロリーを見ては、棚に戻す哀しみ。</p>

<p>一昨日の夕食。<br />
大根をかじってみたら辛かったので、<br />
お湯で煮た。<br />
もっと食べたいと、切干大根もつっこむ。</p>

<p>切干大根をパスタに見立てた、<br />
大根ぞえ切干大根。</p>

<p>切干大根に味付いてるかも、と思って<br />
調味料を使わなかったので、ほぼ無味。</p>

<p>よくよく噛むと大根の旨みを、ちょっとだけ感じた。<br />
空腹は、人をある意味グルメにさせるのか。</p>

<p>まだ結果は出ていないけれど、<br />
ダイエットそのものに疲れつつある。<br />
そして寝不足も相まって、疲れた感だけは、<br />
演出できつつあるのではないだろうか。</p>]]>
        
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    <title>譲り合いは時として膠着</title>
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    <published>2011-08-31T16:32:39Z</published>
    <updated>2011-08-31T16:43:54Z</updated>

    <summary>月末までにどうしても出したかったものを なんとか出せて でもまだまだ急ぎでヤラねばなことはあり 自分を褒め称えるのもそこそこに レッドブルを買いに行った深夜。 レッドブル50円安い、エナジーコーラで手を打つ。 コンビニから出ようとして、 ドアの向こうから杖をついたおじいさんが歩いて来るのが見えた。 そのコンビニのドアは自動扉ではないので、 ドアを手前に引いておじいさんを待った。 お爺さんは僕が開けたドアと 反対のドアの前で、何故か立ち止まる。 僕が出ると思っているのか？ それともこっちのドアでだけ出入りしたいので僕が邪魔なのか？ ドアの向こうとこっちで、しばしの見つめあい。 僕が差し出している、どうぞ、という手にも目もくれず、僕を見ている。 ちょっと笑いそうになってしまい、会釈をして先に出る...</summary>
    <author>
        <name>甲斐博和</name>
        
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        <![CDATA[<p>月末までにどうしても出したかったものを<br />
なんとか出せて<br />
でもまだまだ急ぎでヤラねばなことはあり<br />
自分を褒め称えるのもそこそこに<br />
レッドブルを買いに行った深夜。</p>

<p>レッドブル50円安い、エナジーコーラで手を打つ。</p>

<p>コンビニから出ようとして、<br />
ドアの向こうから杖をついたおじいさんが歩いて来るのが見えた。<br />
そのコンビニのドアは自動扉ではないので、<br />
ドアを手前に引いておじいさんを待った。</p>

<p>お爺さんは僕が開けたドアと<br />
反対のドアの前で、何故か立ち止まる。</p>

<p>僕が出ると思っているのか？<br />
それともこっちのドアでだけ出入りしたいので僕が邪魔なのか？</p>

<p>ドアの向こうとこっちで、しばしの見つめあい。<br />
僕が差し出している、どうぞ、という手にも目もくれず、僕を見ている。</p>

<p>ちょっと笑いそうになってしまい、会釈をして先に出る。<br />
振り返ると、お爺さんは僕が開けた方のドアが閉まるのを待って、<br />
それから、よっこらせとばかりに押し開けて入っていった。</p>

<p>どんなこだわりか分からないが、<br />
人の手を借りたくない類の人もいるだろう。<br />
でもせめて、そうならそうと言って欲しかった。</p>

<p>近所のおばちゃんですら、<br />
最近は挨拶を返してくれないことがある。</p>

<p>誰も彼もが信用しあえず、<br />
世の中、上層部は、民の意見なんて無視して<br />
ビシバシ入れ替えて隠蔽して誤魔化してご満悦。</p>

<p>日本中が、ノーコミュニケーション。</p>

<p>その波にだけは、乗りたくない。</p>]]>
        
    </content>
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    <title>安かろうで良かろう</title>
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    <published>2011-08-28T05:30:49Z</published>
    <updated>2011-08-28T06:11:57Z</updated>

    <summary>近くに、激安スーパーがある。 あまり都内では見かけない店だ。 とにかく飲料が安い。 小さい缶コーヒーで29円なんてのもたまにある。 毎日通ってしまうそんなスーパーに、 昨日、ついに9円の飲料が出た。 いまだかつて9円で飲み物が買えただろうか。 あんず棒でさえ20円だ。 梅としそ風味の、さっぱり飲料。 瓶入りのCCレモンみたいなパッケージで、 栄養がありそうな感じだけれど、 酢が5ミリと、梅果汁1パーセントと、 内容はそうでもない。 そんなことより値段が大事と、 6本1パックを、三つ買い占める。 18本で180円だ。 とウハウハしていると、会計が600円位だった。 値段ちがいますよ、とレジの人に口を尖らせる。 スミマセンと直してくれるが、 600円でも、一本30円ちょっとの計算だ。 十分安いの...</summary>
    <author>
        <name>甲斐博和</name>
        
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        <![CDATA[<p>近くに、激安スーパーがある。<br />
あまり都内では見かけない店だ。<br />
とにかく飲料が安い。<br />
小さい缶コーヒーで29円なんてのもたまにある。</p>

<p>毎日通ってしまうそんなスーパーに、<br />
昨日、ついに9円の飲料が出た。<br />
いまだかつて9円で飲み物が買えただろうか。<br />
あんず棒でさえ20円だ。</p>

<p>梅としそ風味の、さっぱり飲料。<br />
瓶入りのCCレモンみたいなパッケージで、<br />
栄養がありそうな感じだけれど、<br />
酢が5ミリと、梅果汁1パーセントと、<br />
内容はそうでもない。</p>

<p>そんなことより値段が大事と、<br />
6本1パックを、三つ買い占める。</p>

<p>18本で180円だ。<br />
とウハウハしていると、会計が600円位だった。<br />
値段ちがいますよ、とレジの人に口を尖らせる。<br />
スミマセンと直してくれるが、<br />
600円でも、一本30円ちょっとの計算だ。<br />
十分安いのに、こちらがゴメンナサイという気持ちにもなる。</p>

<p>一日一本ずつ飲もうと、<br />
昨日今日と飲んでいるのだが、<br />
ふと気になって賞味期限を見たら、<br />
昨日だった。<br />
残り16本。</p>

<p>腐るものでもないだろうし、<br />
気にもならないが、<br />
じゃあもう今日からコレは売ってないんだなと思うと<br />
寂しくなったりもするのだった。</p>

<p><br />
</p>]]>
        
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    <title>土砂降りの雨の中</title>
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    <published>2011-08-26T14:09:16Z</published>
    <updated>2011-08-26T14:39:25Z</updated>

    <summary>今日の豪雨はすごくて、でも外出したのだけれど、 ご近所仲間に車に乗せてもらったり電車を使ったりで、 雨をかいくぐりながら帰宅。 上手く雨に降られずに最寄り駅まで到着したものの、 駅からは土砂降りだった。 バスに乗ろうと思ったけれど間に合わず、 まあいいやという気分で傘もないまま歩く。 珍しくパソコンも持っていなかったので、 濡れるのが全然気にならなかった。 どんどん雨足は強くなり、靴の中までぐしょぐしょ。 でもだんだん楽しくなる。 雨に濡れながら夜の町を歩いていると、 なんだかなんでもしていいような気になる。 多分小さいころからそうだ。 ちょっと濡れるのはキライだけれど、 びしょ濡れは心地いい。 どろんこ遊びにも似た、 妙な開放感。 こんなときは歌ったり叫んだりしたくなるのだが、 歌詞を憶え...</summary>
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        <![CDATA[<p>今日の豪雨はすごくて、でも外出したのだけれど、<br />
ご近所仲間に車に乗せてもらったり電車を使ったりで、<br />
雨をかいくぐりながら帰宅。</p>

<p>上手く雨に降られずに最寄り駅まで到着したものの、<br />
駅からは土砂降りだった。<br />
バスに乗ろうと思ったけれど間に合わず、<br />
まあいいやという気分で傘もないまま歩く。<br />
珍しくパソコンも持っていなかったので、<br />
濡れるのが全然気にならなかった。<br />
どんどん雨足は強くなり、靴の中までぐしょぐしょ。</p>

<p>でもだんだん楽しくなる。</p>

<p>雨に濡れながら夜の町を歩いていると、<br />
なんだかなんでもしていいような気になる。<br />
多分小さいころからそうだ。<br />
ちょっと濡れるのはキライだけれど、<br />
びしょ濡れは心地いい。</p>

<p>どろんこ遊びにも似た、<br />
妙な開放感。</p>

<p>こんなときは歌ったり叫んだりしたくなるのだが、<br />
歌詞を憶えている曲が一曲もないし、<br />
閑静な住宅街なので、なんとなくの鼻歌をチョイス。<br />
それでも音痴。</p>

<p>歌が歌える人間になりたい。<br />
雨に歌ってみたい。</p>

<p>しかし帰宅してシャワーを浴びてさっぱりすると、<br />
もう濡れることへの興味は完全に失せ、<br />
ゴミ出しでさえ、雨が止んでからにしようと決める。</p>

<p><br />
</p>]]>
        
    </content>
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    <title>フル回転の末</title>
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    <id>tag:www.toca.jp,2011://1.593</id>

    <published>2011-08-25T16:57:44Z</published>
    <updated>2011-08-25T17:19:39Z</updated>

    <summary>今日は朝５時に寝て、 朝７時半に起きるという 有効活用のような無駄なようなスタート。 でも朝に飲むチオビタのおかげで元気。 そして僕と同じくらい、パソコンがフル回転中だ。 ７時間位かかる作業に何回も失敗しているので、 ずっとパソコンが重い。 でもようやくコレだ！というやり方で、 今も作業中。 文字を打って反映されるまでも遅すぎて、 １センテンス打ってからポテチを一枚食べれる位だ。 その間にまた他の作業をしようとするから、 土台無理なんだろう。 なんて書きながら、今、ほんとうに今、 かなりぼんやりと無意識に、 ４時間かけつつある作業中のコードを抜いてしまった。 なんでそんなことをしたのかまったく分からない。 多分バームクーヘンを食べ過ぎて頭がカステラになってるからだ。 もちろん全ておジャン。 ...</summary>
    <author>
        <name>甲斐博和</name>
        
    </author>
    
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    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.toca.jp/">
        <![CDATA[<p>今日は朝５時に寝て、<br />
朝７時半に起きるという<br />
有効活用のような無駄なようなスタート。<br />
でも朝に飲むチオビタのおかげで元気。<br />
そして僕と同じくらい、パソコンがフル回転中だ。<br />
７時間位かかる作業に何回も失敗しているので、<br />
ずっとパソコンが重い。<br />
でもようやくコレだ！というやり方で、<br />
今も作業中。<br />
文字を打って反映されるまでも遅すぎて、<br />
１センテンス打ってからポテチを一枚食べれる位だ。</p>

<p>その間にまた他の作業をしようとするから、<br />
土台無理なんだろう。</p>

<p>なんて書きながら、今、ほんとうに今、<br />
かなりぼんやりと無意識に、<br />
４時間かけつつある作業中のコードを抜いてしまった。<br />
なんでそんなことをしたのかまったく分からない。<br />
多分バームクーヘンを食べ過ぎて頭がカステラになってるからだ。</p>

<p>もちろん全ておジャン。<br />
おジャンって字面の可愛さに、逆に泣ける。</p>

<p>そして半泣きしながら編集ソフトを落とした途端、<br />
ワードが優しい。<br />
すいすい書ける。すらすら文字が変換される。<br />
でも今この幸せは別に要らないのに。</p>

<p>本当はもっと別のことを書こうと思ったのに忘れてしまった。</p>

<p><br />
西山水木さんと原発の話をした。<br />
情報をツイッターで拡散、とか、<br />
声高く叫ぶ、のではなく、<br />
一対一で、気持ちと共に事実を伝えるということだけが、<br />
世界を変えられるのかもしれない、<br />
という言葉にジンと来る。</p>

<p>気持ちを伝えるのがヘタだから、<br />
きっと水木さんのようには出来ないけれど、<br />
でも僕は受け取ったから、<br />
僕も誰かに、よくわからないメディア社会の裏に隠された事実を、<br />
伝えなくてはいけない、と思った。</p>

<p>日本語は、当たり前のように喋ることができるから、<br />
気持ちも、言葉のチョイスで済んでしまう。<br />
でも例えば英語を喋るなら、語彙が少ない分、気持ちはこもる。<br />
同じ言葉でもぜんぜん違う意味合いで喋ることができる。</p>

<p>自由に使える日本語だからこそ、<br />
きちんと気持ちを込めて喋りたい。<br />
そしてそんな基本的なことが、うまく出来ていないことに気づく。</p>

<p>大事なものを大事に伝える。<br />
一日に一時間しか会えない妻の状態はあがったりさがったり。<br />
僕の伝え方は、きっとまだまだ、足りないのだ。<br />
せめて、言葉通りにでも、伝えられたら。</p>]]>
        
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    <title>寒暖、改め寒暑</title>
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    <id>tag:www.toca.jp,2011://1.592</id>

    <published>2011-08-23T07:27:53Z</published>
    <updated>2011-08-23T07:49:30Z</updated>

    <summary>数日間、秋だった。 秋って大好きだったぞ、と思い出して、 久しぶりに着る上着を鏡の前で着たり脱いだりして楽しんでた。 昼間だって過ごしやすいから、作業も進む。 夜なんて、ちょっと寒いな、と布団を出して、くるまる幸せ。 あいかわらずエントリーしたバイトの返事はないけれど、 それでも幸福な数日間だった。 しまいには新しい上着のオークションまで見てしまうほどに。 ご機嫌な僕の肩を誰かが叩く。 にこにこしながら振り向けば、そこに夏がいた。 「いやいや、まだまだだから。」 そしてその隣には現実君。 「あとさ、オークションとかしてる暇ないでしょ？」 思わずパソコンのネットを切る。 暑すぎて寝室にいくと、 あんなに優しかった布団は暑苦しくまとわりつく。 並べた上着を封印する勢いで急いでしまいこむ。 ああも...</summary>
    <author>
        <name>甲斐博和</name>
        
    </author>
    
        <category term="Days" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.toca.jp/">
        <![CDATA[<p>数日間、秋だった。<br />
秋って大好きだったぞ、と思い出して、<br />
久しぶりに着る上着を鏡の前で着たり脱いだりして楽しんでた。<br />
昼間だって過ごしやすいから、作業も進む。<br />
夜なんて、ちょっと寒いな、と布団を出して、くるまる幸せ。<br />
あいかわらずエントリーしたバイトの返事はないけれど、<br />
それでも幸福な数日間だった。<br />
しまいには新しい上着のオークションまで見てしまうほどに。</p>

<p>ご機嫌な僕の肩を誰かが叩く。<br />
にこにこしながら振り向けば、そこに夏がいた。<br />
「いやいや、まだまだだから。」<br />
そしてその隣には現実君。<br />
「あとさ、オークションとかしてる暇ないでしょ？」</p>

<p>思わずパソコンのネットを切る。<br />
暑すぎて寝室にいくと、<br />
あんなに優しかった布団は暑苦しくまとわりつく。<br />
並べた上着を封印する勢いで急いでしまいこむ。<br />
ああもうなんで今日襟付きの服着てるんだ俺とつぶやきながら、<br />
汗だくで作業。<br />
押入れを机にしているから、<br />
パソコンの熱も西日の熱も、<br />
こもっているんだということに気づくも、<br />
パソコンにいろいろ繋いでいるので動けない。サウナデスク。</p>

<p>たまりにたまった洗濯物が乾いていくのが、<br />
それだけが救い。</p>

<p>夏なんてもう、いらない。<br />
なんて言わないよなんて言わない。</p>]]>
        
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>おちる</title>
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    <id>tag:www.toca.jp,2011://1.589</id>

    <published>2011-08-21T14:22:00Z</published>
    <updated>2011-08-21T14:46:32Z</updated>

    <summary>「誰でもできる！簡単入力バイト！服装自由！年齢不問！」 に応募して、ものの１時間で書類で落ちた。 どこで落ちたのかちょっと分からないくらい早かった。 ３４才にしてバイトに落ちるのも、なかなか気恥ずかしくて、 一人でパソコンの前で苦笑いしてしまった。 腰が悪いので重いものを運びそうな仕事をハジくと、 あとは何故か大概「データ入力」の不思議。 とりあえず大手の大量募集でなくて、 近所の小さな会社に応募してみた。 エクセルが基礎程度でもイイ、というのにも惹かれた。 応募してから、夜中の１１時に応募するのも 分別のある３４才としていかがなものかと思うが、気にせず送信。 社会不適合者、という単語が頭をちらつく。 不適合だから人と違う物作れるんじゃないかしら！ という小さな叫びは、現実という洞穴に吸い込...</summary>
    <author>
        <name>甲斐博和</name>
        
    </author>
    
        <category term="Days" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.toca.jp/">
        <![CDATA[<p>「誰でもできる！簡単入力バイト！服装自由！年齢不問！」<br />
に応募して、ものの１時間で書類で落ちた。<br />
どこで落ちたのかちょっと分からないくらい早かった。</p>

<p>３４才にしてバイトに落ちるのも、なかなか気恥ずかしくて、<br />
一人でパソコンの前で苦笑いしてしまった。</p>

<p>腰が悪いので重いものを運びそうな仕事をハジくと、<br />
あとは何故か大概「データ入力」の不思議。</p>

<p>とりあえず大手の大量募集でなくて、<br />
近所の小さな会社に応募してみた。<br />
エクセルが基礎程度でもイイ、というのにも惹かれた。<br />
応募してから、夜中の１１時に応募するのも<br />
分別のある３４才としていかがなものかと思うが、気にせず送信。<br />
社会不適合者、という単語が頭をちらつく。</p>

<p>不適合だから人と違う物作れるんじゃないかしら！<br />
という小さな叫びは、現実という洞穴に吸い込まれて消えてゆく。</p>

<p>とりあえずもう全部置いておいて、<br />
裸で海に飛び込みたい！という欲望が膨らむ深夜。<br />
そういえば毎年してたのに、去年からしていない。<br />
これが大人になる、ということなのだろうか。<br />
そんな落ち着きかたはしたくない、と思う瞬間、<br />
なぜか頭の中に岡本太郎が浮かぶ。</p>

<p>今この瞬間に痺れなかったら駄目なんだ！<br />
未来で誤魔化していたらダメなんだ！<br />
とりあえず今爆発だ！<br />
（僕なりのフィルターがかかっています）</p>

<p>とりあえずちょっと音楽のボリューム上げて悶えてから、<br />
深呼吸して「初めて　エクセル」を検索。</p>

<p></p>

<p><br />
</p>]]>
        
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>人望</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.toca.jp/days/post_413.html" />
    <id>tag:www.toca.jp,2011://1.588</id>

    <published>2011-08-20T14:36:55Z</published>
    <updated>2011-08-20T15:03:52Z</updated>

    <summary>いつのまにか時計が止まっていて、それがたまたま妻の入院した日だった。 アレから時計もしてないし、ネジも巻いていなかったことに気づく。 まだ二日しか経っていないのに、随分長い。 でも面会は一瞬だ。 人と人が一緒に、同じ場所で生きられるというのも、 貴重なことだと再確認。 妻の病院は面会がオープンなのだが、 さすがの人望で、面会したい人達が多い。 病院の窓口のように僕が窓口になることもあれば、 共通の友人がさらにその下請けのようなこともしてくれている。 面会をするためだけにオフィスを開いてもよさそうな位忙しい、 というのは大げさだけれど。 誰にでもオープンで、全力でぶつかり、包もうとする妻だからこそ、 いざという時には皆が気にしてくれる。 常に全力過ぎて体調を崩した部分もあるので、 それは悲しい...</summary>
    <author>
        <name>甲斐博和</name>
        
    </author>
    
        <category term="Days" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.toca.jp/">
        <![CDATA[<p>いつのまにか時計が止まっていて、それがたまたま妻の入院した日だった。<br />
アレから時計もしてないし、ネジも巻いていなかったことに気づく。</p>

<p>まだ二日しか経っていないのに、随分長い。<br />
でも面会は一瞬だ。<br />
人と人が一緒に、同じ場所で生きられるというのも、<br />
貴重なことだと再確認。</p>

<p>妻の病院は面会がオープンなのだが、<br />
さすがの人望で、面会したい人達が多い。<br />
病院の窓口のように僕が窓口になることもあれば、<br />
共通の友人がさらにその下請けのようなこともしてくれている。<br />
面会をするためだけにオフィスを開いてもよさそうな位忙しい、<br />
というのは大げさだけれど。</p>

<p>誰にでもオープンで、全力でぶつかり、包もうとする妻だからこそ、<br />
いざという時には皆が気にしてくれる。<br />
常に全力過ぎて体調を崩した部分もあるので、<br />
それは悲しい長所なんだろう。</p>

<p>僕が入院した場合を想像すると、<br />
皆に、「どうか来て下さい。つまらなくて死にそうです」<br />
と打ったところで、見舞い客は10人は下りそうだ。<br />
そしてそんなメールを、死んでも打たない。</p>

<p>ついこないだのワークショップで、<br />
「甲斐さんって褒められるの好きですね」<br />
と言われた。真っ向から言われると恥ずかしいが、正直に頷いた。<br />
もちろん褒められるのは大好きだが、<br />
それと同じくらい、けなされるのも大好きだ。<br />
ケチョンケチョンに言われればやる気が沸々と沸くが、<br />
褒められると停止してしまう。<br />
同じように、心配されたい気持ちもあるが、<br />
放っとかれたい天邪鬼。<br />
まあ、厄介者なのだ。</p>

<p>厄介者が厄介な感じで入院している姿を想像するだけで、<br />
もうなんだか、面倒くさい。<br />
入院姿は、幸薄げな線の細い女子に限る。<br />
その外見だけでも、見舞いに値する。<br />
籠入りのフルーツを届けたくもなる。</p>

<p>そして僕は自分の入院姿も見舞いのスタイルも夢想している暇なんてなくて、<br />
今後数カ月のやりくりプランと目の前の仕事にてんてこ舞いだ。</p>

<p>とりあえず、「高収入　短期間　即金」<br />
で検索したら、風俗ばっかりだった。</p>

<p>ちょっとだけ、女だったらな、と、わけのわからんことを思う。</p>

<p></p>

<p></p>

<p><br />
</p>]]>
        
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>夏の嵐</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.toca.jp/story/post_412.html" />
    <id>tag:www.toca.jp,2011://1.587</id>

    <published>2011-08-19T14:58:55Z</published>
    <updated>2011-08-19T18:35:02Z</updated>

    <summary> 私の過去の男達が私の前にきちんと列になり、 私の体のパーツを一つずつ引きちぎっては去っていく。 何を今更こいつらが、とも思ったし、 私の指やら耳やらを、何に使うのだろうと冷静に考えたりもしたが、 ちっともわからないままだった。 痛みも殆ど感じずに、腕も足も無くなって、 ああこれは不便だわと思っていると最後は父親だった。 もう顔も覚えていない父親は、私の首に手をかけ、首だけを引きちぎろうとした。 頭を引きぬくのなら分かるけれど、ダルマ落としでもないのに、 それは無理だろうと、言おうとしてももう歯も舌もない。 そういえば目もないのになぜ父親と分かるのだろう。 首に食い込むあのやたらに太い親指が肉を突き破る。 自分が肉の塊だったことを再認識する。 薄皮一枚の下は、ただの肉なのだ。 何を偉そうに、...</summary>
    <author>
        <name>甲斐博和</name>
        
    </author>
    
        <category term="Story" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.toca.jp/">
        <![CDATA[<p></p>

<p>私の過去の男達が私の前にきちんと列になり、<br />
私の体のパーツを一つずつ引きちぎっては去っていく。<br />
何を今更こいつらが、とも思ったし、<br />
私の指やら耳やらを、何に使うのだろうと冷静に考えたりもしたが、<br />
ちっともわからないままだった。<br />
痛みも殆ど感じずに、腕も足も無くなって、<br />
ああこれは不便だわと思っていると最後は父親だった。<br />
もう顔も覚えていない父親は、私の首に手をかけ、首だけを引きちぎろうとした。<br />
頭を引きぬくのなら分かるけれど、ダルマ落としでもないのに、<br />
それは無理だろうと、言おうとしてももう歯も舌もない。<br />
そういえば目もないのになぜ父親と分かるのだろう。<br />
首に食い込むあのやたらに太い親指が肉を突き破る。<br />
自分が肉の塊だったことを再認識する。<br />
薄皮一枚の下は、ただの肉なのだ。<br />
何を偉そうに、あたかも自分が何者かであるかのように、<br />
私は今まで生きてきたのだろうか。<br />
父が頷き力を込める。<br />
なぜだか急に痛みが私を襲う。<br />
頬を冷たい涙がつたう。<br />
あとからあとから溢れる涙が、ばしゃばしゃと音を立てて滴る。</p>

<p>土砂降りの音で目を覚まして夢だと気づいた。<br />
思わず自分の体を触ると、当たり前のように全てくっついていた。<br />
畳の縁まで雨が降りこんでいる。<br />
痺れるような疲労感の残る体を無理やり起こして窓を閉めようとしたら、<br />
ベランダで一匹の猫が死んでいた。私がたまに餌をやる、白地に黒ぶちの猫だ。<br />
白地、といってもほとんど黄ばんでいたのだが、<br />
雨のせいか死んでいるせいか、さらに汚らしくなっていた。</p>

<p>頭のおかしい人間がたくさん住んでいる町だから、<br />
誰かにいたずらに殺されたのだろう。<br />
夜道を歩くと犯される、と噂されるような町だ。<br />
実際私も、ツナ缶の蓋で脅されて汚い性器を咥えさせられたことがあった。<br />
あんなものでも凶器になるし、頬に残った傷は今だに消えない。<br />
食べられなかっただけマシかもしれないね、と、声をかけて私は<br />
その、ブチ、と呼んでも反応したことがない名もない猫を部屋に入れて<br />
机の上に乗せてみた。<br />
ペットでも飼っているような気になったのは一瞬で、<br />
やっぱりどうにも汚らしいので、<br />
再びベランダに出て洗濯機に入れて漂白剤を一瓶丸々入れて、<br />
一応ソフトコースで回してみた。</p>

<p>雨はその速度も強さも増していて、全ての景色をぼんやりと滲ませる。<br />
洗濯機のスイッチを入れるだけでびしょびしょになった私は、<br />
ポケットからくしゃくしゃのタバコを取り出して、<br />
しけったライターを何度かすってどうにか火をつけた。<br />
猫がきれいになったら、今日は一緒に寝てみようかと考えながら、<br />
雨が嵐になっていくのに誘われて、私はベランダによじ登る。<br />
タバコは湿気った味を残して火が消えた。<br />
私も、猫も、タバコさえも、その温度を失う深夜３時。<br />
嵐は私を、オズのドロシーのように、どこかに連れていってもくれない。<br />
</p>]]>
        
    </content>
</entry>

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    <title>妻、入院。</title>
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    <id>tag:www.toca.jp,2011://1.586</id>

    <published>2011-08-18T14:42:00Z</published>
    <updated>2011-08-18T15:02:56Z</updated>

    <summary>不甲斐なくて不埒な僕の生き方は、 どう人にとられようと構わないのだが、 とにかく、物理的に、僕との生活の末、妻が入院となる。 明るくて清潔な病院ではあるけれど、 諸々の説明を聞いて妻を見送った後の 閉鎖病棟の二重扉が閉まる重い大きな音は、 僕の人との向き合い方を否定しているようだった。 優しくなりたいのに心の底では誰かと寄り添うことが苦手な僕と 優しすぎて傷つきながらも、寄り添うことを望んでやまない妻との、 関係性の一つの結果がこうなってしまうことに、 ただ悔しさしかない。 それでも必ず病気は治ると信じているし、 僕にできることは粛々と入院費を払い続けて 彼女の病状が良くなるのを待つことだけだ。 そして一日一時間の面会の幸福を分かち合うこと。 酒を飲みたいとも、騒ぎたいとも、孤独を誰かと分か...</summary>
    <author>
        <name>甲斐博和</name>
        
    </author>
    
        <category term="Days" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.toca.jp/">
        <![CDATA[<p>不甲斐なくて不埒な僕の生き方は、<br />
どう人にとられようと構わないのだが、<br />
とにかく、物理的に、僕との生活の末、妻が入院となる。</p>

<p>明るくて清潔な病院ではあるけれど、<br />
諸々の説明を聞いて妻を見送った後の<br />
閉鎖病棟の二重扉が閉まる重い大きな音は、<br />
僕の人との向き合い方を否定しているようだった。<br />
優しくなりたいのに心の底では誰かと寄り添うことが苦手な僕と<br />
優しすぎて傷つきながらも、寄り添うことを望んでやまない妻との、<br />
関係性の一つの結果がこうなってしまうことに、<br />
ただ悔しさしかない。</p>

<p>それでも必ず病気は治ると信じているし、<br />
僕にできることは粛々と入院費を払い続けて<br />
彼女の病状が良くなるのを待つことだけだ。<br />
そして一日一時間の面会の幸福を分かち合うこと。</p>

<p>酒を飲みたいとも、騒ぎたいとも、孤独を誰かと分かち合おうとも思わない。<br />
ただ黙々と、ものを作り、働き続けたい。</p>

<p>僕一人とウサギ一羽だけになったこの部屋で、<br />
これから続くであろう、悲しいくらいに静かな日々を、<br />
僕はきちんと受け止めなければならないし、<br />
ほら、と、見せることの出来る結果を残さなければ。</p>

<p>今日はまだまだ長い。</p>

<p></p>

<p><br />
</p>]]>
        
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>氷山はもはや一角ではなくて</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.toca.jp/days/post_410.html" />
    <id>tag:www.toca.jp,2011://1.585</id>

    <published>2011-08-15T15:31:50Z</published>
    <updated>2011-08-15T16:41:57Z</updated>

    <summary>８月は随分のんびりできるなー、だなんて７月末に思っていたのに、 蓋を開けたら今日まで怒涛だった。そしてこの勢いはどこまで続くのか。 なるべく外に出ないようにしているのに、家の中でも忙しい。 寝てないから効率が悪いだけじゃなかろうかと、ぼんやりした頭で考え、 寝ようと思っても一時間毎に目が覚める。 気になると終わらせないと落ち着かない。 連絡忘れたり物忘れしたりセリフ忘れたりもして、さんざん迷惑をかけている。 その上暑い。 西向きの我が家の３時から５時までの暑さは、 ベランダに打ち水をしようが簾をかけようが、 古風な趣のある気持ちでハンナリしようが、 お構いなしに往復ビンタだ。 何が嫌って、汗をかくのが嫌いなのだ。 いや、汗をかいてもいい。 かいてもいいけどベタベタするのが嫌なのだ。 これは俺...</summary>
    <author>
        <name>甲斐博和</name>
        
    </author>
    
        <category term="Days" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.toca.jp/">
        <![CDATA[<p>８月は随分のんびりできるなー、だなんて７月末に思っていたのに、<br />
蓋を開けたら今日まで怒涛だった。そしてこの勢いはどこまで続くのか。<br />
なるべく外に出ないようにしているのに、家の中でも忙しい。<br />
寝てないから効率が悪いだけじゃなかろうかと、ぼんやりした頭で考え、<br />
寝ようと思っても一時間毎に目が覚める。</p>

<p>気になると終わらせないと落ち着かない。</p>

<p>連絡忘れたり物忘れしたりセリフ忘れたりもして、さんざん迷惑をかけている。<br />
その上暑い。<br />
西向きの我が家の３時から５時までの暑さは、<br />
ベランダに打ち水をしようが簾をかけようが、<br />
古風な趣のある気持ちでハンナリしようが、<br />
お構いなしに往復ビンタだ。</p>

<p>何が嫌って、汗をかくのが嫌いなのだ。<br />
いや、汗をかいてもいい。<br />
かいてもいいけどベタベタするのが嫌なのだ。<br />
これは俺の、いわゆる年齢のせいなので、<br />
どこにも怒りの持って行き場がなく、<br />
せめて上半身裸になってみると、<br />
椅子の背もたれがヌルっと滑る。<br />
もう殆どホラーだ。</p>

<p>そんなこんなな生活の中で、<br />
色々と形にもなっているのでご報告も兼ねてメモをとる。</p>

<p>役者としては、</p>

<p>ほんとにちょびっとエキストラ的に妻と出させてもらった<br />
吉川涼監督の「PANORAMA」完成。<br />
東京芸大卒業制作作品。<br />
この前ユーロスペースでやっていた。<a href="http://www.fnm.geidai.ac.jp/film5/">これ</a>。<br />
吉川君は才能はあるけど、連絡は不精で、<br />
「飲みましょうよ」と向こうから言ってくれるのに、会ったためしがない。<br />
夕張ファンタスティック映画祭で初めて観た「タナトス」が面白かった。</p>

<p>甲斐家とは殆ど家族の、<br />
<a href="http://jumpcinema.com/">JUMP CINEMA</a>の中心人物、<br />
本杉淳悟監督の、「メリーメリーメリー」。完成。<br />
これも妻と共演。しかもがっつり出させて頂いた。<br />
夫婦セットで使いまわされるのも、なかなかないんじゃないだろうか。<br />
セットで売り込んでいくのもいいかもしれない。二人ならどんな現場も楽しいし。<br />
本杉さんは短編が多く、今回はかなり力の入った２時間を超える大作だけれども、<br />
落語のような、ユーモアと温かみが優しく寄り添った物語。<br />
長い作品は出品が難しいのだが、うまく転がって欲しいものだ。<br />
試写会の反応はすこぶる良かったようだ。</p>

<p>最近だと、<br />
1gramix×<a href="http://www.elephant-moon.com/top.html">マキタカズオミ</a>氏の新作に、参加予定。多分。そうだといいな。<br />
でもWSはちゃんと参加させて頂いた。とても楽しかった。<br />
十年ぶり位に、いわゆる小劇場的な濃密なお芝居。<br />
今までさんざん、役者に向かって、<br />
「台本貰っているのにセリフを覚えていないなんて、役者辞めたほうがいい」<br />
だなんて言ってたのに、初日の良いシーンで、台本をチラチラ見ている僕。<br />
僕のことを知っている人たちから失笑をかいつつ、<br />
今まで怒った人たち一人ひとりに謝りたい気持ちになる。</p>

<p>でもまた演出席に座れば、「じゃあ今すぐこれ覚えて。<br />
できるよね？てかできないんだったら帰っていいから」とか<br />
言うんだろうな。<br />
そこはもう陰口叩いてもらうしかない。</p>

<p>役者はやればやるほど、情けない自分が露呈していく。<br />
凄い人に憧れるものの、まだまだ頂きは遠すぎる。<br />
大体監督も役者もだなんて、欲張りなんだろう。<br />
でも出しゃばり加減は、思い起こせば幼稚園からだった。<br />
学芸会でメインじゃないとふて腐れる、メンドクサイ子どもだった。</p>

<p>今はさすがに、役の優劣なんて考えないけれど、<br />
でもケナされるのが好きなくらい、褒められるのも好きだ。<br />
どちらもそんなに機会はないけど。</p>

<p>映像以外だと、<br />
最近公私共々めちゃめちゃお世話になっている、<br />
完全に足を向けて寝てはいけないレベルのお母さん的存在な方がいて、<br />
その方にご好意でお仕事を頂いている。<br />
<a href="http://www.ikos.jp/index.html">ホームページ</a>を作らせて頂いたり、写真を撮らせていただいたり。<br />
デザインとは何かを教えて頂きつつも、好きなように作らせてもらって、本当にありがたい。</p>

<p><br />
それからもう一人のお母さん、<br />
西山水木さんのご紹介でホームページを作らせて頂いた<a href="http://bar-switch.net/index.html">BAR SWITCH</a>。<br />
妻の仲良しの友達がこの店の常連だったという、不思議な繋がり。</p>

<p>皆持ってたパソコンを、できるだけ持たないようにしていた大学の頃の自分に、<br />
今会えるなら、「早めに皆の仲間入りしときな」と、伝えておきたい。<br />
スタートが遅かったせいもあり、頭がアレなこともあり、今だにパソコンは強敵だ。<br />
それでもどうにか仕事の道具になっているから、リンゴマークに引かれて購入したのは、<br />
あながち間違ってなかったようだ。</p>

<p>それから映像だと、<br />
はるか昔の若い頃に「背番号零」という劇団への出演がきっかけで、<br />
今も仲良しの有田真代ちゃんに紹介して頂いて、初めてのnetCM的なモノを作る。<br />
PLANETS という批評雑誌（雑誌というレベルではない濃密さ。）の新刊のコンテンツに絡んだ、<br />
まんべくんと、ゴールデンボンバーというバンドとの<a href="http://wakusei2nd.com/archives/362">デート系CM</a>。<br />
生まれて初めて、ニコニコ動画に介入した。</p>

<p>とりあえず今作業している間に書いて書き終わったらちょうどまた作業戻れるかなと思ったら、<br />
まだまだ残り２時間だった。</p>

<p>その後もまだ整理しなきゃいけない素材があるので、<br />
昨日に引き続き今日もモーニングコース。<br />
深夜は涼しくていいけれど、徹夜明けて昼が過ぎていくときの、<br />
疲れ＆暑さはもう、とりあえず溶けて消えたくなる。</p>

<p>いったいいつまで、「クーラーはなくてもイケルよね。そのほうが自然だし。」と、<br />
やせ我慢できるのだろうか。</p>

<p>まずは、長袖でも滴り落ちる、<br />
手汗と手首汗で濡れてきた熱々のパソコンを、<br />
少しはいたわってあげないと。<br />
電源を落とすことが、物理的に出来ないのが辛い。<br />
汗で水冷だね、なんて言っている場合では、多分ない。</p>

<p></p>

<p></p>

<p></p>

<p></p>

<p></p>

<p><br />
</p>]]>
        
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>頓挫</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.toca.jp/days/post_409.html" />
    <id>tag:www.toca.jp,2011://1.584</id>

    <published>2011-07-31T22:13:35Z</published>
    <updated>2011-07-31T22:32:42Z</updated>

    <summary>一ヶ月ほど取り組んでいた文章があったのだが、 どうしても無難さが抜け切れず、また時間的にも間に合わず、頓挫を決める。 夜が明けて朝になり、中途半端な作品を前に、自分の不甲斐なさに頬を思い切り叩く。 上と下の親知らずを抜いてまだ痛みが残っている方の頬を。 激痛に15分程悶え、涙目で自分の馬鹿さ加減を噛み締める。 至らなさは、日々の積み重ねでしか抗えない。 ふて寝しようと思ったが、自分を甘やかさないことを決める。 まだやることもやれることもあるなら、体を最後まで動かさなくては。 とりあえず、まだ頬が痛むので痛み止めを飲む。 痛みを罰として受け入れないあたりは、まだまだ甘いのだけれど。...</summary>
    <author>
        <name>甲斐博和</name>
        
    </author>
    
        <category term="Days" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.toca.jp/">
        <![CDATA[<p>一ヶ月ほど取り組んでいた文章があったのだが、<br />
どうしても無難さが抜け切れず、また時間的にも間に合わず、頓挫を決める。</p>

<p>夜が明けて朝になり、中途半端な作品を前に、自分の不甲斐なさに頬を思い切り叩く。<br />
上と下の親知らずを抜いてまだ痛みが残っている方の頬を。<br />
激痛に15分程悶え、涙目で自分の馬鹿さ加減を噛み締める。</p>

<p>至らなさは、日々の積み重ねでしか抗えない。</p>

<p>ふて寝しようと思ったが、自分を甘やかさないことを決める。<br />
まだやることもやれることもあるなら、体を最後まで動かさなくては。<br />
とりあえず、まだ頬が痛むので痛み止めを飲む。<br />
痛みを罰として受け入れないあたりは、まだまだ甘いのだけれど。</p>]]>
        
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    <title>洗濯ばさみ</title>
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    <published>2011-07-29T17:03:38Z</published>
    <updated>2011-07-29T17:04:20Z</updated>

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        <name>甲斐博和</name>
        
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