夢の記録20080421
水曜日までに終わらせなければいけない仕事から
逃避するようにぐっすりと惰眠をむさぼる春の朝。
後味の悪い夢を見た。
そこはどうやら芝居の発表の場。
もともと実家で親父に小言を言われながら
しばらく旅行に行く荷造りをしていたはずなのに
その荷物を持って向かった先は
いくつかの団体がぐちゃっといる広いスタジオだった。
そこには錆花のメンバーが緊張した面持ちで待っていた。
いつも見る、まだまったく芝居ができてないのに
本番を迎えるパターンではなく、
もういつでもいけまっせ、というように
それぞれが精悍な顔つきをしていた。
今までに会った大御所さんたちに軽く声をかけられ、
準備をしながら、ふと会場を歩き回った。
そして次の出演団体らしい楽屋に行き着く。
僕のことを気にするでもなく、
彼女らは(全員女)準備を進めている。
背が低く卑屈な感じの男が、
「いやああのひといっつも遅刻なんですよ。
もう出演時間過ぎてるのに。
メールしても連絡なくって。。。
あ!電話すればいいんだ!」
とにやにやと僕に話しかけている。
さらにどうやら今日から参加するような
雰囲気の女優が「今日からよろしくお願いします」
と言ったあとに、
「いいなあ私もライラ役やりたいな。腕があればなあ。」
とライラ役の女の前で言ってのけた。
その彼女は両腕がないのであった。
二人にらみ合う。
周りを見渡せば、白い杖を持った全盲の女性や
足の無い女性がばらばらといる。
なんだこの団体は。
そこへ小男が、
「●●さん到着です!」
その声に皆が振り向く。
どうやら演出家のようで、
余裕の面持ちで入ってくる。
特に何も言わず、皆を見渡し、
行くよ、とでも言うように入り口の方へ消えて行った。
そこからなぜか僕は客席に。
一種異様な空気が流れている。
それは、荒野のような雰囲気のセットに
(客席といってもスタジオの中のようで
ものすごく近い目の前で展開されている)
一本の縄が横にはしり、
そこには八人の女が、
首無しの状態でぶら下がっていた。
さっきいた
両腕の無い女もだ。
チャイナドレスやゴスロリの服など、
服も滅茶苦茶。
ただそこには凄みがあった。
大物プロデューサーが、
その女達がぶら下がってるあたりを
通り抜けようとして、
思わずサングラスを外し、
昔は女優もやっていたのよと言わんばかりに
その空気のなかにぬるっとはいりながら、
途中でちょっとだけ
サングラスを持った手を持ちあげるなどの
アクションも入れながら通り過ぎていった。
その人も含め、
誰もがそれに飲まれていたのだ。
しんとした瞬間、
ものすごくかっこい音楽。
赤くタイトな服に身を包んだ演出家が、
妖艶に、力強く、向こうから歩いてくる。
死体が揺れる。
そこでアナウンス。
これは、なんとかで、なんとかで、
一人だけ生き残った女の話である。
なんだこれーー!かっこえーーー!
と思った瞬間、
「ヒロカズー。ごはんよー。」
と母の声。
平和な春の午前中の日差しを見ながら、
母と二人朝食を食べる。
アレに比べたら
いつも僕は同じようなものを書いているなあ
表現とは自由だなあと
ちょっと悔しかったのが夢の最後であったが、
ごはんができていなければ、
もう少し続きが見れたのにと思うと
ちょっと悔しいのであった。