よもやま

春が近い

今日明日は寒いようだが、昨日までは小春日和だった。
春が近づいていると感じてすぐに、
とりあえずTシャツにセーターで町を歩いてみた。
さすがに寒くてすぐに帰った。

春が目の前と思うと、どうも気持ちが急いてしまう。

薄着で、深夜、生温い風にあたりながら酒を飲みたい。
できれば、桜の散りゆく静かな場所で。

真昼の暖かな日差しの中、公園でよく冷えた安ワインでも飲んでいたい。
できれば、具沢山のホットサンドを食べながら。

花は酒の肴になる。
それでもやっぱりお腹は空く。

なんかこう、暖かくなるにつれ、食欲が上がっているように思う。

飲みたいから食べるのか、食べたいから飲むのか。

そんなどうでもいいことに頭を悩ませているのとは別ベクトルにて、
無事に大阪での上映が終了。

遠くからわざわざ足を運んで頂いてくれた方々、
土曜の昼にも関わらずお越し頂き、さらに最後まで観てくれた方々、
そしてスタッフの方々、審査員の方々、ただただ感謝するばかり。

本当に、ありがとうございました。

特に審査委員の沖島勲監督と、青山真治監督には、
厳しく、そして優しい言葉をたくさん頂いた。

二次会の飲み会では青山監督が握りしめたマイクの前に何度も呼んでもらい、
僕はただ思う事を思うままにつらつらと喋る事しかできなかったけれど、
それでもものを作る人間として、感じることを大切にする作り手として、
言葉ではない何かでもって語りあえたように思う。

技術賞という賞も頂き、スタッフのおかげ度は増すばかりだけれど、
色んな想いを背負って、かつ歯に布着せなかった自分の言動の尻拭いをする為にも、
今後も懸命に具体を積み重ねていきたい、と、強く決意したのだった。

春はもうすぐそこにある。
何かを始めるには丁度いい季節。

次回作が文章になるのか映像になるのか自分でも分からないけれど、
窓を大きくあけて春の気持のよい空気が吹き込む中なら、
窓の向うに膨らんだ花々がゆっくりと開くような光景の中なら、
なんとかなるんじゃないかと、ぼんやりと考える。

花の見える部屋に引っ越そうと思う。

http://www.toca.jp/days/post_209.html
甲斐博和
2009.03.03