よもやま

7月7日、姪の誕生日でもある、が雨

最近、今日が何日、という認識がおぼろげで、
ふと見た腕時計で日付を知る。

七夕、ではあるが、とくに街はそうでもない。
かろうじて公民館に笹が飾ってあっただけだ。

短冊にお願いするという行為が
不毛かもしれないという疑惑が世界に満ちているのか。
多分満ちていないけれど、
世に問う政治家達の論弁は、聞く度に不毛な気持ちになる。

今やることを、明日やることを、誰も口にしないのが苦手だ。
今日という今だけが明日を作るんじゃなかろうか。

聞こえのいい、キャッチーな理想の空々しさときたら、
くだらないバラエティ番組を見ているような不快感だ。

でも選挙にはいくけれど。


それはそれとして、
今日、ぱらぱらと見ていた雑誌で、
首の後ろに、hirokazuという入墨をいれている女性の写真を見た。

誰もあまり知らないが、僕の下の名前は博和という。

なんだか、一度どこかでお会いして、
その事実だけを伝えて一杯おごりたい。

世界は広いようで激狭だ。
だからどうしたって誰かと向き合うはめになる。
そんな時に僕らができることは、
まずはグラスを合わせる、なんていう具体からでいいのだと思う。

単純だけれど、理屈じゃないところで人は繋がる。
暴力と欺瞞がうずまいている難しい世の中で、
正しいかもしれない声は風にかき消されても、
グラスを掲げるその姿はきっと誰かに何かを伝える。
そうやって社会の片隅に幸せが訪れる、と、いいな。

一昨年の今日に生まれて、
まだ世界を二年間しか知らない姪っ子に
穏やかな未来が訪れることを願う。

http://www.toca.jp/days/77.html
甲斐博和
2010.07.08